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こっそりクリスマス企画

この前ブログに書いた「妄想」
エリカと智樹のクリスマスSS。
残念ながらまだ書きあがってないんですが、このままいくとクリスマス終わっちゃいそうなんで、ちょっとづつここにこっそりUPすることにしました。
全部書きあがった時点で、サイトのほうにUPしなおしますね。

時間的には「男のロマン叶えさせていただきます」の5話と6話の間、智樹が高3のクリスマスの話です。

興味のある方はどうぞ。


「永井、さっきからどうしたのさ?」
「え?」
「ため息ばっか。そんなに模試の結果、悪かった?」
 予備校で隣に座っていた顔見知りにそう訊かれて、オレは自分がさっきからため息ばっかり付いていることに気がついた。
「あー、そうじゃないけど……」
 そうじゃないけど、今日はもう12月23日。
 入試まであとわずか。
 死ぬほど勉強してるつもりなのに、やってもやっても、どんなに頑張っても、ちっとも成績が上がらない。いや、上がってはいるけど、急成長なんだけど、それでも志望校には届かない。
「じゃあ、ふられた?」
「は?」
「女子大生の美人の彼女。クリスマス前にふられるなんて、永井かわいそー」
 ちっともかわいそうに聞こえない笑いを含んだ声で言われて、むかつくどころかますますため息をつきたくなった。
「ふられてないし」
 けどクリスマスを一緒に過ごす約束もしてない。
 
『その成績でクリスマスなんてあると思ってんの!』
 とエリカに言われそうな気がして、何も言い出せてない。エリカからも何も言ってこない。
 勉強しろってことなんだろうな。
 どうせ明日も朝から夜までびっちり予備校だし。
 ヒマがなくてプレゼントも用意できてないし。
 
 だけど、それでも――――
 逢いたい、って言ったら怒られるだろうか。
 逢いたい、抱きしめてキスしたい。あの柔らかくて弾力のある胸に顔をうずめて、それからエリカの熱く濡れたあの場所に――――ってこんなとこで何考えてるオレ! ヤバイっつーの!
 妄想を追い払うため頭を机にぶつけたら、ゴンッ! と派手な音がした。
「痛てぇ……」
「おまえ、やっぱふられたんだろ」
 隣から、哀れみを含んだ呆れた呟きが聞こえた。

 予備校を出るのは夜の9時すぎ。
 街のあちこちがイルミネーションで輝いてる。
 エリカはクリスマス何してんのかな。
 あんがいバイトだったりして。
 ミニのサンタ服で、ケーキ売ってたりとか?
 で、終わったからその服あげるよ、ってバイト先の店長さんに言われて、そのかっこのまま予備校の前で待ってて――なんてくれるわけないよなあ……
 
「智樹」
「え? うそ、エリカ?」
 予備校の前にいたのは、ミニのサンタ服、じゃなくて普通の白いダウンコートのエリカだった。
「もしかして待っててくれたの?」
「たまたまよ、たまたま。さっきバイト終わってここ通って帰るとこだったから、もしかしているかなーと思って」

 ほんとに? ずっと外にいたみたいに、鼻の頭が赤くなってるけど?

「ね、模試どうだった?」
「あー…前回よりはできた……かな。それより、バイトって何やってんの?」
「この先にケーキ屋さんあるの知ってる? そこで24日までクリスマスケーキの販売のバイト」
「ミニのサンタ服……」

 おっと、うっかり妄想が口からこぼれ出そうになった。やばいやばい。

「は? ちょっと何想像してんの。残念だけど下に赤いレギンスはいてるから」
「なーんだ」

 まあいっか、知らない奴らにエリカの生足拝ませることないし。
 それより、クリスマスだよなあ……ダメもとで言ってみるかなあ…… 

「「あの」」
「え? なに、智樹」
「いや、エリカ先に」
「明日の晩……ちょっとだけ、うち来ない? あ、勉強忙しかったらいいんだけど――」
「行く!」
 オレはエリカが全部言う前に急いで返事をしていた。
「絶対行く、朝からでも別にオレは――」
「あたしは夜までバイト」
「あ、ああ……そっか、そうだよな」
「じゃあ予備校終わったらメールちょうだい」
「わかった!」
 
 ヤッホーーッ! イブの夜会える!!
 
  
 
 次の日の夕方、兄貴からメールが来た。
『美咲おねーちゃんからのワンポイントアドバイス。ひもは口でほどいてね♪』
 
 ……は? なんのことだよ、兄貴。

 ひも? なんのひも? エリカのぱんつのひも、とか言うんじゃないよな。
 ひもパンのエリカ…………っじゃなくて勉強!
 ったく兄貴のヤツ、受験生を惑(まど)わせんじゃねーよ。
 勉強手につかなくなったらどうしてくれんだよ。

 夜の十時前になってやっとオレはエリカの元にたどり着いた。
 久々に一日がものすごく長かった。
 クリスマスイブに誘ってくれたってことは、もしかして泊まってもいいのかな。そこまでは期待しすぎ?   
 エリカはちょっとだけなんて言ってたけど、できたら今日だけでも朝まで一緒にいたい。無理かなあ……


 つづきはまた明日。

| 小説 | 23:28 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

うぎゃっ!!!
明日も読みに来るっ!!!

っていうか、智樹可愛いなぁ・・・(゚・゚* ホレボレ
でもって、リボン・・・リボン・・・リボン・・・

| Riruha* | 2010/12/23 23:34 | URL |

Re: Riruha*さま

ありがとうございます。
サイトに載せる用意してたら完璧にクリスマス終わっちゃうので、いつもここを覗いて下さってる方にサービス。といっても、カップリングが仁&美由紀じゃないんで、「ひかり~」しか読んでない方には分からない内容なんで、ちょっと申し訳ないかも。
ラストはR指定ありなので、ブログには載せられないから、それまでにサイトのほうを何とかしますね。

| ももな | 2010/12/24 23:04 | URL |















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