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つつじが・・・

本日、つ、つつじが……咲いてました。
ゴールデンウィークだもんなあ。

以下、近況です。


つつじが咲くころ――更新しますと、ハイ、言いましたネ、ワタクシ。
今の進捗状況はといいますと、ええと、51話、半分くらい書けました、です。ええ、まだ半分です。すみません、とにかく書いてはいますので。
あ、あの一応、美由紀はそんなにひどい目にはあってませんからね。そこんとこは、大丈夫です。もうあの子は仁以外から酷いことされたりはしない予定なので(仁はするのか、って。ええまあ、予定がなくはない……かなあ。ああまた仁が嫌われる)
あとはですねー、HTMLがほぼ全話にわたって壊れてまして、前回は何とかごまかしてUPしたんですが、いつまでも放置できないので、そいつの修復作業をやってます。
自分が読みやすいように少々CSS(見た目)をいじってしまったので、全話直してからでないとUPできないはめに……。
エンコードをUTF-8からShift_JISに変更してるので、もしかしたら次回UP時にまた文字化けしてるよ状態になってしまうかも。

それと、
つつじが咲いてしまったので、お詫びというか、ブログまでチェックしてくださってる読者様へのサービスというか。
書きかけの51話(前半3/1くらい)ちょこっとここで公開しますです。
文字チェックも推敲もまだなので、誤字脱字あり、変わる可能性も大ですが、読みたいという方は反転させてどうぞ。


*******************

美由紀は闇をかき分けるようにして必死に走っていた。
 息が切れる。だんだん視界が暗く狭まってきている気がする。いま自分が走っているのが現実なのか悪夢なのか、わからくなってきた。
 背後から追われるのはいつもの悪夢と同じ。今にも髪をつかまれ引き倒される気がして、恐怖で足がもつれそうになる。
 いつもの悪夢と違うのは、広がる濃紺の空に星が瞬き、すぐ先にはコンビニの明かりが見えること。美由紀が助けを呼んでくるのを待っている人がいること。
 あと少し。あそこに駆け込めば。
 店まで行けなくても、今ここで大声で助けてと叫べば。
 日が暮れたとはいえ、周囲にはマンションが建ちならび、人通りがないわけではない。
 誰かが気づいてくれるかもしれない。
 少なくともあの店まで行けば人がいるはず。
「た……」
 けれど肝心の声がでない。喉の奥でせき止められたように、かすれた音しかでてこない。

「おい待てよ。おまえ携帯落としていったぞ」
 後ろから声がかかって振り向けば、美由紀を追ってきた少年だ。
 喉が引きつった音をたてた。ダメだ、追いつかれる。
 心臓がありえないほど激しい音をたてている。
「これ返してほしくないのか。アンタの携帯だろ」
 ピンク色の携帯が目に入って、ついに美由紀は足を止めた。
 母が高いとブツブツ言いながらも買ってくれた携帯電話。
 立ち止まった美由紀に、嘲笑を浮かべた少年が近づいてくる。
 やだ、怖い。来ないで。
 美由紀は後ずさり、コンビニの明かりと少年を交互に見る。
「あの男、たぶんおれたちの仲間にボコボコに殴られてるぞ。戻ってやらなくていいのか。死んでも知らねえぞ」

――美由紀ちゃん、こいつら引き止めとくから助け呼んできて――
 なんでもないふうを装いながら、フェンスの金網の破れ目から美由紀を公園の外に押し出した智樹。
 小柄な美由紀だからこそくぐれたその隙間の前に立って、緊張しきった顔で「早く行って」と美由紀を促した。

 智樹くん――。
 引きつった美由紀の顔を見て、少年がニッと口元を引き上げた。
「おれたちどうしても動画撮んなくちゃいけなくてさ、男が死ぬまでボコられてるのでもいいけど、おまえが変わってくれるんなら、そんなにひどいことしないって約束するから」
 獲物を見つけたハイエナのような顔で言われて信用できるわけがない。
 智樹のためにも早く助けを呼ばなくては。
 コンビニはもう目の前だ。大声を出して叫べば――そう思うのに、息を吸い込むことすらできない。
 足ががくがくと震える。
 それでも美由紀はコンビニへ駆け込もうと、崩れそうになりながら少年に背を向けた、そのとき。
 コンビニの自動ドアが開いて人が出てきた。
 とっさに助け求めようとして気がついた。
「じ、んちゃ……」
 何かを思うより先にからだが動いた。
「仁ちゃん!」
 助けて。
 両手を伸ばして、仁の胸めがけて飛び込んだ。


つづく

| ひとりごと | 22:41 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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